生命を維持する炭水化物
炭水化物は、タンパク質、脂質と並んで「三大栄養素」と呼ばれ、体の維持や成長に必要なエネルギー源として、 大切な役割を果たしています。
炭水化物は穀類に多く含まれていますので、ご飯、パン、めん類など、主食として食べることが多いですね。 体内に摂り込まれた炭水化物は、消化、分解の過程を経て「糖質」となり、小腸から吸収され、 血液によって体内の各所に運ばれていきます。
よく、「朝食をきちんと食べましょう」と言われます。
これは、「規則正しい生活をして、しっかりと朝食を食べて1日をスタートさせましょう」ということはもちろん、
栄養的に見ても大切な理由があります。
それは、「脳や神経系のエネルギー源となるのは、糖質(ブドウ糖)だけである」という点です。 糖質が不足すると、脳の活動が鈍くなってしまうので、ボーッとしたり、集中力が低下する等の症状があらわれます。
「子供が遅くまで勉強しているので、朝はギリギリまで寝ていて、食欲もないので食べられず、 給食を食べるまで、午前中の授業が頭に入らない」という例は、エネルギーが行き届いていないので、 脳が活動できない状態になってしまっているからです。
体内にとり入れられた糖質は、素早くエネルギーとなってくれるのですが、
とりすぎた糖質は体内に脂肪として蓄積されますので、たくさん摂りすぎないように気をつましょう。
脂肪の蓄積は、肥満だけでなく、動脈硬化などの病気を引き起こすおそれがありますし、
糖質ばかりを多く摂っていると、糖尿病の原因となってしまいます。
休憩時に甘い物を食べるとホッとしますし、疲れもとれるような気がしますが、全体のバランスを考えて、 とりすぎには注意したいものです。
反対に、糖質が不足すると、肝臓に貯えていた糖を分解したり、体内のタンパク質を分解してブドウ糖を作り出します。
そうすると、肝臓の作用が思うように行われなかったり、
疲れやすくなったりしますので、気をつけましょう。
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